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【黄土色(おうどいろ)の作り方】絵の具や色鉛筆で簡単に出来る混ぜ方と注意点

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風景画を描くときに、土や砂、服や靴を「黄土色(おうどいろ)」で表現したいと思っても、一般的な絵の具の12色セットには黄土色が含まれていないことが多いですね。

でも、心配はいりません。

実は、絵の具の12色セットだけでも簡単に黄土色(おうどいろ)を作ることができます。

この記事では、黄土色(おうどいろ)の作り方を4通り紹介し、役立つコツもお伝えします。

さらに、色鉛筆での黄土色(おうどいろ)の作り方や、似た色を作る方法も2つご説明します。

黄土色とは?

黄土色は、黄色がかった茶色、もしくは茶色を帯びた黄色と言えます。

この色は、日本で長年にわたり愛されてきた伝統的な色の一つです。

英語表記ではOcher、WEBカラーコードは#d48d0e、CMYKはC=17/M=51/Y=97/K=2、RGBではR=212/G=141/B=14と表されます。

ただし、これらのカラーコードは環境によって見え方が変わるため、絶対的なものではなく参考としてご覧ください。

黄土色の意味と由来

黄土色は、黄土と呼ばれる顔料が由来の名前です。

黄土は黄みがかった土から作られ、人類史上最も古い顔料の一つとされています。

特に黄色味が強い土は日本では珍しいですが、北半球の多くの地表はこの黄土で覆われており、古来より各地で顔料として使用されてきました。

日本では特に京都の伏見地域で採取される「稲荷山黄土(いなりやまおうど)」が有名で、今もなお絵の具として利用されています。

黄土色の作り方

黄土色(おうどいろ)を作る方法は以下のようになります。

1.黄色と茶色を混ぜる

黄色 + 茶色


黄色に茶色を混ぜることで、簡単に黄土色が作れます。

この方法で、黄色がかった茶色、つまり黄土色を得ることができます。

2.黄色と紫色を混ぜる

黄色 + 紫

黄色とその補色である紫を混ぜると、黄土色が作れます。

紫は強い色なので、少しずつ加えていくと良いでしょう。

3.オレンジ、緑、白を混ぜる

オレンジ + 緑 + 白

オレンジと緑を混ぜた後、白を加えて黄土色に調整します。

この方法で、理想的な黄土色を作ることができます。

黄土色は基本色と黒で簡単に!

黄 + 赤 + 黒

黄色を基調に、少量の赤と黒を加えることで黄土色を作れます。

赤と黒を多く入れすぎると、色が濃くなり「こげ茶」になることがあるので注意が必要です。

黄土色を調合する際のコツ

黄土色の調合方法について、基本的なことはすでに触れましたが、より上手に作るためのコツを詳しくご説明します。

1.絵の具は徐々に混ぜる

絵の具を混ぜる際は、一度に多くを加えるのではなく、少しずつ混ぜましょう。

多くを混ぜると意図した色になりにくく、調整するのに余計な絵の具が必要になる場合があります。

2.明るい色を基本にする

色を混ぜる基本は、明るい色から始めることです。

一度濃くなりすぎると、元の薄い色に戻すことは難しいです。

黄土色を作る場合、ベースになるのは明るい黄色やオレンジです。

これに黒や紫などの濃い色を少しずつ加え、理想の黄土色に調整します。

黄土色は濃い色を加えすぎると、深い茶色やこげ茶色に変わってしまうため、配色には注意が必要です。

色鉛筆でも黄土色を表現できる?

黄土色は絵の具以外にも、色鉛筆を使っても表現可能です。

黄色を基底にしてから茶色を上から塗り重ねることで、黄土色に近い視覚効果を得ることができます。

完全な混合はできませんが、色鉛筆の重ね塗りによる独特の色合いで、より情感溢れる作品を創り出すことが可能です。

黄土色に近い色の調合方法

黄土色だけでなく、それに類似する色を作る方法も2つご紹介します。

1.からし色の調合方法

  • 黄 + 茶 = からし色
  • 山吹色 + 茶 = からし色

からし色は黄土色よりも明るく黄色が強い色です。

黄土色を作るときよりも黄色の割合を増やしてください。

山吹色を使用すれば、黄土色との差がより明確になります。

2.ベージュ色の調合方法

  • 白 + 黄 + 黒 = ベージュ色

黒は極少量で十分です。

さらに少量の赤を加えると、わずかに赤みを帯びたベージュ色が得られます。

白と茶色だけではベージュ色にはなりません。

まとめ

一般的な12色セットには含まれない「黄土色」ですが、基本の12色を適切に混ぜることで簡単に作ることができます。

また、からし色やベージュ色もこの方法で容易に作成可能です。

一色だけでは得られない独特の色合いを、12色セットを使って表現し、多様な絵を楽しむのも一つの方法です。

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