ヤマト運輸で発送された荷物がなかなか届かない時は、まず送り状番号を使って荷物の最新の状況をチェックしてみましょう。
このとき、最新の情報で「配達担当店に荷物がある」というステータスが表示されても、その日中に配送されることもありますので、まずは少し様子を見ることをおすすめします。
なお、配達の遅れに関しては補償の対象外の場合が多いですが、「配達完了」「投函完了」となっているのに届いていないといった荷物の紛失や破損に関しては、状況に応じて補償される可能性もあります。
そこで、ここでは、ヤマト運輸で荷物が届かない場合の対処方法についてまとめました。
ヤマト運輸の荷物が届かない時はココに連絡しよう
ヤマト運輸の荷物追跡は、送り状番号を使ってサービスセンターに直接電話をかけるか、公式ウェブサイト、アプリ、LINEなどで確認することが可能です。
1.サービスセンターへの電話問い合わせ
電話で荷物の状況を確認する場合は、直接各営業所ではなく、サービスセンターに連絡を取るのがベストです。
■ スマホ・携帯からの通話:0570-200-000(通話料金がかかります)
■ 受付時間:朝8時から夜9時まで(年中無休)
2.公式ウェブサイトでの荷物確認
送り状番号が手元にある場合、ヤマト運輸の「荷物お問い合わせシステム」を利用して、荷物の進捗状況を確認できます。
もし「配達中」と表示されていれば、ドライバーが配送途中にあることを意味しています。
もし急いでいる場合は、「配達店到着」のタイミングで配達店に直接連絡を取り、荷物を直接受け取ることも可能です。
ただし、荷物がまだ集荷されていない場合は、「伝票番号未登録」と表示されることがあります。
このシステムはヤマト運輸の公式アプリやLINE経由でも利用可能です。
3.広範囲な遅延の可能性をチェック
問い合わせをする前に、ヤマト運輸のホームページで、天候不良や災害、交通事情などによる広範囲な配達の遅延が発生していないかを確認すると良いでしょう。
特に年末年始、お盆、大規模なオンラインショップのセール期間などは、荷物の配送に時間がかかることがあるからです。
ヤマト運輸(クロネコヤマト)で荷物が遅れたり届かない場合の補償について
ヤマト運輸では、荷物の紛失や破損に対しては補償の対応がありますが、配送の遅延に関しては通常、補償されません。
この記事の最後で、紛失に関する詳細についても触れます。
配送遅延の補償について
ヤマト運輸では日時指定のサービスが提供されていますが、道路事情や悪天候などにより配送が大幅に遅れることもあり得ます。
日時指定はあくまでサービスの一環であるため、遅延に対する補償は基本的に行われません。
ただし、いくつかの特例として次のような補償がされることもあります。
■ 往復便を利用している荷物(宿泊やプレー日などが決まっている場合)
これらの場合は、送料が返金される可能性があります。
なので、生鮮品を送る際は送り状に「ナマモノ」と記載し、ゴルフバッグやスキーバッグの場合はプレー日を明記する必要があります。
ただし、生鮮品が食べられなくなっても、商品自体の補償はなく、送料の返金のみとなります。
「配達担当店保管中」とは?
荷物が「配達担当店保管中」と表示されている場合、再配達の手配や営業所での受け取りを待っている状態を意味します。
不在通知が入っていたり、ステータスが「持戻(不在)」となっている場合は、再配達の連絡が必要です。
「配達担当店保管中」と表示されている理由としては、以下のようなことが考えられます。
– 早朝に配達担当店に到着したが、初回の配達便に間に合わなかった
– 初回の配達便には含まれたが、午前中に配送完了できずに持ち帰られた
– 配送量の調整のため、配達担当店で一時保管されている
通常、午前中に「配達担当店保管中」となる荷物は、夜には配達されることが多いです。
そのため、まずは様子を見ることが推奨されます。
1日が経過しても状況が変わらない場合は、サービスセンターに問い合わせることをおすすめします。
配達日時指定(保管中)の場合
荷物が特定の日時に配送されるよう指定されている場合、指定された日時まで営業所で保管されています。
送り主が配達日や時間帯を指定していることもありますし、荷物の量が多く翌日配達になった場合もあります。
早めの配達を希望する場合は、ヤマト運輸の営業所に直接問い合わせて、指定された日時より前に荷物を受け取ることが可能です。
「ご来店予定」(保管中)の場合
直営店(宅急便センター)での受け取りを希望している場合、荷物はその店舗で保管されています。
受け取りには身分証明書が必要となりますので、それを持参して荷物を受け取りに行きましょう。
「保管中」(ご指定の店舗)の場合
お客様が指定した受け取り場所で荷物が保管されている状態で、これには以下のような場所が含まれます。
– 取扱店
– 宅急便ロッカーPUDOステーション
荷物の受け取りには身分証明書と追跡番号が必要です。
「保管中」の場合
航空機ではなく、トラックや船による陸・海上輸送に変更された荷物を直営店で保管している状況です。
航空機で輸送できない荷物や、中身が明確でない場合に陸・海上輸送に変更されることがあり、その結果、荷物の配達が1日以上遅れる可能性があります。
ヤマト運輸で「配達完了」となっているが荷物が届いていない場合の対応
もしヤマト運輸の追跡システムで「配達完了」と表示されているのに荷物が見当たらない場合、まず以下の点を確認してください。
– 宅配ボックスに荷物が入っていないか
– DM便やネコポスなど、ポストに投函される荷物ではないか
– 玄関先や自転車のかごなど、置き配として置かれていないか
これらをチェックした上で、荷物が見つからない場合、次のような状況が考えられます。
このような場合が考えられるときは、支給ヤマト運輸のサービスセンターに問い合わせをするべきです。
ヤマト運輸における荷物紛失時の補償
ヤマト運輸で荷物が紛失した場合、以下のような補償の上限が設けられています。
– コンパクト便:1個につき最大3万円
– 国際宅急便:1個につき最大20万円
– 宅急便:1個につき最大30万円
– EAZY配送:1個につき最大15万円
EAZYサービスは、非対面での置き配を行うサービスで、Amazonやメルカリ、ユニクロなどのオンラインショップで利用されています。
補償されないケースもある
一方で、以下のような場合には補償されないことがあります。
– 置き配による紛失で、対応がショップやサイトに依存するケース
– DM便などの補償対象外の配送サービス
– 宅急便で取り扱い不可のアイテム
クロネコDM便は補償がなく、また、現金、有価証券、30万円を超える価値のある荷物など、宅急便で扱えないアイテムも補償の対象外です。
まとめ
ヤマト運輸の荷物追跡で「調査中」と表示される場合、誤送、破損・汚損、住所不明など様々な理由があります。
送り主としてできる対策は限られていますが、ここに書いてある情報を参考に適切に対応してくださいね。