降水量8mm（ミリメートル）とは、どの程度の雨量を示しているのでしょうか？
この記事では、8mmの降水量がどれくらいかをより理解しやすくするために、さまざまな雨量の例を挙げてまとめました。
通常、降水量は1時間あたりの雨量として知らされます。
この情報をもとに、降水量8mmのときは、傘だけではなく他に必要なアイテムがあるのか、また、この程度の降水量で考えられる被害や、それに対する適切な対策を解説します。
8mmの雨がどれだけの影響をもたらすかを理解することで、外出時のトラブルを避けるための準備ができます。
降水量8mmとはどのくらい？
降水量1mmの雨は、もし傘を忘れてしまっても耐えられる程度の軽い雨です。
また、2mmの降水量になると、はっきりとした雨が降っている状態で、傘が必須になります。
5mmの降水量では、かなり激しい雨が降り、傘を持っていても雨脚の強さに驚くことでしょう。
通常の歩行が困難になり、外出を控えたくなるほどの雨です。
そして、1時間に8mmの雨が降ると、非常に強い雨が降っている状況となります。
このようなときには、どうしても必要な場合以外は外出を控えるのが賢明です。
特に台風のように強風が伴う場合は、さらに外出が困難になります。
災害などによる自主避難の目安
災害時に自主避難を考える際の目安は以下の通りです。
- 連続雨量が100mmを超え、かつ時間雨量が30mmを超える場合
- 連続雨量が150mmを超え、かつ時間雨量が20mmを超える場合
- 連続雨量が200mmを超え、かつ時間雨量が10mmを超える場合
これらの条件を満たす場合、安全を最優先に考え、適切な避難行動をとるほうが良いです。
また、降水量がこれらの基準に近づくと、地域によっては避難準備・避難勧告が出されることがあります。
そのため、常に最新の気象情報を確認し、地方自治体や気象機関からの指示に従うことが重要です。
降水量による雨の強さの目安は次のような感じです。
| 時間あたりの雨量 | 降雨の状況 |
|---|---|
| 8～15mm未満 | やや強い雨（雨の音がはっきりと聞こえる） |
| 15～20mm未満 | 強い雨（地面に水たまりができる、雨の音で会話が聞きづらい 、寝ている人も半数は気づく） |
| 20～30mm未満 | 激しい雨（どしゃぶりで傘でも濡れる） |
| 30～50mm未満 | 非常に激しい雨（バケツをひっくり返したような雨） |
| 50mm以上 | 猛烈な雨（滝のように降る） |
この表を参考にすると、降水量8mmの雨は「やや強い雨」の範囲に入ります。
なので、しっかりとした準備が必要です。
天気予報を確認し、傘や適切な雨具を準備し、可能であれば外出を控えるか、公共交通機関やタクシーなどの移動手段を利用することをお勧めします。
また、天気アプリを活用して、外出時の天候をリアルタイムでチェックすると良いでしょう。
降水量8mm（ミリメートル）の雨で予想される被害の目安
降水量8mm（ミリメートル）の雨はどれくらいの影響を及ぼすのでしょうか？
一般的に、降水量と風の強さによって予想される被害の種類も異なりますが、ただ降水量だけでは雨の強さを正確に把握するのは難しいです。
自分自身で必要な対策を把握することも困難です。
一般に「激しい雨」とされるのは、一時間に20～30mmの雨量です。
この量の雨では、人々が歩くのが困難なほどのどしゃ降り状態になり、地面には広範囲に水たまりができます。
車で移動する場合も、ワイパーを最速にしても視界が悪くなりがちです。
さらに、降水量が80mm以上になると「猛烈な雨」と説明されることが多く、周囲が白っぽく見えるほどの水しぶきがあがります。
これはまるでスコールのような状況です。
つまり、降水量8mmだと、非常に強い雨とは言えないかもしれません。
なので、外出を予定している人も軽装で出かけがちですが、降水量のみで雨の激しさを判断するのは適切ではありません。
地域によっては久しぶりの雨であれば、一時間で止む猛烈な雨であっても被害は限定的でしょう。
このような雨量では、家屋が倒壊することや土砂崩れ、川の増水による大きな被害は稀です。
いわゆる『恵みの雨』ような感じで、スコールのような一時的な強い雨が降っても、しばらく待てば晴れ間が見えることも珍しくありません。
しかし、梅雨のように長期間弱い雨が続いた後に猛烈な雨が降る場合もあります。
そのため、降水量8mmの雨が降る際は、雨がどれくらいの時間続くのか、その後にさらに強い雨が降る可能性があるかによって、被害の状況は大きく変わります。
特に初めて訪れる地域で強い雨が予想される場合は、地域によって被害の発生確率や降水量が異なるため、その地域での雨量の記録を参考にして適切な対策を考えることが大切です。
山間部や大きな川の近くの地域では、特に災害に遭遇しやすいので注意が必要です。
また、屋外でスマホを使用する際には、防水ケースを使用するなどして濡れないように注意しましょう。
降水量8mm（ミリメートル）の雨の対策と必要な物
降水量が1時間に8mmの雨が降る場合、かなりしっかりとした雨が降っている状況と言えます。
特に、交通機関を使わずに長時間外にいる場合には、適切な雨対策が必要です。
強い雨により服が濡れたり、体が冷えてしまうトラブルを防ぐため、事前の準備が重要になります。
また、普通に考えると8mmの雨ではそこまで強くないように思えるかもしれませんが、風が伴うと状況は一変します。
普段使う傘だけでは不十分で、雨具が必要になることもあります。
雨具として非常に便利なのが、雨カッパです。
雨カッパは体を濡らさず、両手を自由に使うことができるため、強風が吹いている時でも活躍します。
体感温度が下がりやすいので、体が冷えるのを防ぎます。
特に台風のシーズンには、普段より薄着の傾向にあるため、雨衣が季節外れの風邪を防ぐのに役立ちます。
強い風の中で傘を使うと、傘が壊れてしまうことがありるからです。
特に、コンビニなどで手軽に購入できるビニール傘は、強度が低く、簡単に壊れやすいです。
そんな時にも、全身を覆うタイプの雨カッパや、荷物も一緒に覆うことができるポンチョタイプの雨衣が役立ちます。
雨カッパは横からの雨や強風による雨も防ぐことができ、傘を使う必要がないため、転倒するリスクも減らします。
また、レインコートのように折りたたんで持ち運びやすいタイプもあり、急な雨にもすぐに対応できます。
ただし、質の低い雨衣は長時間の使用で水が染み込む可能性があるので、防水効果の高い製品を選ぶことが大切です。
万が一濡れてしまった場合は、ハンカチやタオルで体を拭くことができますし、替えのインナーやTシャツを持っておくと、すぐに着替えられて便利です。
これにより、雨で体が冷えるのを防ぎ、快適に過ごすことができます。
まとめ
降水量8mm（ミリメートル）の雨はどれくらいか、ご理解いただけたでしょうか。
また、この雨量で予想される被害とその対策についても解説しました。
1時間に8mmの雨が降ると、相当な雨量となり、全身が濡れてしまう可能性が高いです。
そのため、適切な準備を事前に行うことが重要です。
移動の際には、歩くよりも公共交通機関やタクシーなどの利用を考えるとよいでしょう。
特に、長期間雨が降っていない場合は一時的な強雨であっても、被害は限定的ですが、梅雨のように弱い雨が続いた後に猛烈な雨が降ると、大きな被害が発生することがあります。
降水量が高まると、特に山間部や大きな川の近くでは災害のリスクが増加します。
そのため、常に可能性を意識しておくことが重要です。
また、強風を伴う雨では、通常の傘だけでは不十分で、体感温度も低下しやすくなりますから体が冷えるのを防ぐために、雨カッパの使用が有効です。
雨カッパは全身を保護できるタイプや、ポンチョタイプのように荷物と一緒に体を覆うことができるタイプがあります。
また、コンパクトに折りたたんで持ち運べるレインコートも便利で、バッグに常備しておくと急な雨にも対応できます。
突然の雨でもすぐに対策を取ることができるので、非常に重宝します。
最後に、体が濡れた場合のことを考え、ハンカチやタオルを予備として持参しておくことです。
濡れた体をスグに拭くことができ、体の冷えを防ぐためにも役立ちます。
こうすれば、雨降水量8mmの日でも外出準備は万全といえるでしょう。
