通勤や買い物で、自宅から駅や駅からお店まで1kmを歩く場合、どのくらい時間がかかるか考えたことはありませんか？
特に急いでいるとき、普通に歩くべきか、早歩きするべきか、はたまた走るべきかという選択が重要になります。
不動産の広告でよく見る「駅から徒歩○○分」は、分速80メートルを基準に計算されています。
これによると、1kmは12分30秒で歩けることになりますが、一般的に成人の平均歩行速度は時速4kmで、これだと1km歩くのに15分かかります。
これらのデータから、徒歩で1kmを歩く際の目安時間は、おおよそ12分から15分程度と考えられます。
1kmを歩く基準とは？
私たちがよく目にする「徒歩○分」という表示は、特に不動産の案内や施設へのアクセス情報によく使われます。
このときの「徒歩○分」は、1分間に80メートルを歩く速度を基準にしています。
これは「公正競争規約施行規則」という不動産業界の規則に基づき、特に女性の歩行速度を考慮して設定されています。
具体的には、歩きにくいハイヒールを履いた状態での測定結果が反映され、「徒歩1分＝80メートル」という基準が広く採用されているそうです。
この基準によると、1キロメートルを歩くのに約12分30秒必要とされ、これが日本人の大人の平均的な歩行速度とされています。
子どもが1kmを歩くのに要する時間
子どもたちが通学するとき、1kmの距離をどれだけの時間で歩くかは保護者にとって重要です。
例えば、小学生の通学路を調べる場合、距離が適切かどうか、通学にかかる時間が安全であるかどうかを確認するときなどです。
では、子どもたちが1kmを歩くとどれくらいの時間がかかるのでしょうか？
子どもの平均的な歩行速度に関する研究によれば、5歳半の子どもの場合、1分間に66～69メートルを歩くとされています。
この速度で計算すると、5歳半の子どもが1kmを歩くのには約15分前後が必要となります。
この情報を目安に、家から学校までの距離を測定し、適切な通学路を計画すると良いでしょう。
1kmを歩く時間はさまざまな要因で変わる
一般に「徒歩で1kmは12分30秒」とされますが、この時間はさまざまな要因によって変動します。
個人の歩行速度は年齢や健康状態によって異なるため、実際に1kmを歩くのにかかる時間は人によって大きく異なります。
主な影響要因としては、まず天候が挙げられます。
例えば、雨の日は滑りやすく、傘を差す必要があり、通常よりも時間が長くかかることがあります。
次に、履いている靴や着ている服装も重要な影響要因です。
通常「1km＝13分」とされるのは、適切な靴で歩いた場合の平均時間ですが、不慣れな靴や制限のある服装で歩くと、この時間は延びることがあります。
たとえば、浴衣を着て花火大会に行くときなどは、1kmを歩くのに20分以上かかることもあるでしょう。
また、歩行中に交通信号の待ち時間や坂道があるかどうかも、1kmを歩くのにかかる時間に影響します。
これらの要素を考慮すると、徒歩で1kmを歩く時間は、一般的な目安よりも長くなる場合があることを理解しておきましょう。
なお、歩く速度は個人の年齢や体力によって異なります。
例えば、Yahoo!のマッピングサービスでは、以下のような異なる歩行速度での所要時間が示されることがあります：
- ゆっくり：時速3km（約20分）
- 少しゆっくり：時速4km（約15分）
- 普通：時速5km（約12分）
- 急ぐ：時速6km（約10分）
徒歩での移動を計画する際は、これらのオプションから選ぶことができますが、実際の歩行速度は信号待ちや坂道などの環境要因に左右されます。
そのため、余裕を持って15～20分程度を見積もると安心です。
1kmの所要時間は行動によって変わる
1キロメートルをどのくらいの速度で移動できるかは、行動の種類によっても大きく変わります。
- ジョギング（男性）：約5～6分
- ジョギング（女性）：約6～7分
- 荷物が少ない時の走行：約8分
- 早歩き：約11分
- 普通の歩行：約13分
- ゆっくり歩行：約20分
例えば、荷物を持たずにスーツを着ている状態での走行など、状況によって変動しますが、女性が荷物なしで1kmを走る場合、約8～9分かかるとされています。
これは普通の歩行より約5分以上短縮されることになります。
早歩きでは約10～12分で1kmを進むことが可能で、普通の歩行より1～3分短縮されます。
ただし、これは坂道や雨など特別な条件がない場合の話です。
急ぎの場合、ほぼ小走りに近い速度で10分以内に1kmを完了することも可能ですが、それには速度が求められます。
これらの変動要因を理解し、それに応じて移動時間を見積もることが大切です。
駅周辺の歩行時間における特殊条件
駅を利用する際には1キロメートルを歩く時間を計算するとき、通常よりも時間が長くかかることを見込む必要があります。
例えば、地図上では駅までの距離が1キロと示されていても、実際には地下通路を通る必要があったり、改札口や出口まで予想以上に遠いことが多々あります。
また、電車から降りてから改札口や出口に到達するまでの距離が意外に長く感じられることもあります。
特に大都市の駅内は迷路のように複雑な構造をしている場合が多く、予想外の迂回を強いられることも珍しくありません。
これらの要因を考慮に入れて移動計画を立てることが重要です。
Googleマップでの歩行時間の正確性
Googleマップは、方向感覚に自信がない人にとって日常的なナビゲーションツールとして非常に役立ちます。
このアプリは歩行での移動時間を非常に精密に計算し、表示してくれるため、スマートフォンを持っていれば、1キロメートルを歩くのに必要な時間や、目的地までの所要時間を瞬時に把握することができます。
特に予定の立て込んだ日や新しい場所への訪問時に、Googleマップの利用は大変便利です。
1キロメートル歩くと何歩？歩幅から見る歩数換算
1キロメートルを歩く際、その距離が何歩に相当するかを知るためには、個々の歩幅が重要な要素となります。
歩幅は一般的に身長に依存し、オムロンの推奨によれば、「身長×0.45」が一歩の長さとして目安にされます。
[ 1000m ÷ （身長×0.45）]
この公式を用いると、さまざまな身長に対するおおよその歩数が計算できます。
たとえば、
- 身長140cmの人: 1,587歩
- 身長150cmの人: 1,481歩
- 身長160cmの人: 1,388歩
- 身長170cmの人: 1,307歩
- 身長180cmの人: 1,234歩
- 身長190cmの人: 1,169歩
これにより、様々な身長の人が1キロメートルを歩く際には約1,100から1,600歩を踏むことになります。
なので、1日1万歩などの歩行数を目指している人は、上記の身長による参考歩数を目安にすると良いでしょう。
まとめ
ここでは、1kmを歩くのにかかる時間や歩数、その他関連情報を詳しく調べてみました。
徒歩で1キロメートルは、約13分で歩ける距離であり、日常的に移動する際の参考になる距離です。
住居選びやお店へのアクセスを考える際、これらの情報が役立つことでしょう。
