新しいパソコンを手に入れたら、内部の機能だけでなく外見も自分好みにカスタマイズしたくなるものです。
しかし、ステッカーをパソコンに直接貼ると、剥がした際に痕が残るリスクや、将来的にパソコンを売却する際に価値が下がる可能性があります。
なので、パソコン本体にはステッカーを直接貼らない方が良いでしょう。
この記事では、パソコンにステッカーを直接貼らずに装飾するさまざまな方法を紹介します。
パソコンにステッカーを直接貼らないデコーレーション方法
パソコンをデコレーションする際、ステッカーを直接貼らない方法には、次のような5つがあります。
特にノートパソコンの場合、以下の方法が効果的です。
- 専用のノートパソコンケースを購入し、その上にステッカーを貼る
- マグネットを活用する
- クリップを使ってみる
- マスキングテープで装飾する
- 自動車用ラッピングフィルムを使ってみる
1.専用ノートパソコンケースにステッカーを貼る
ノートパソコン用のケースを購入し、その上にステッカーを貼る方法は、MacBook Airのようなアップル製ノートパソコンに適しています。
専用ケースはおしゃれデザインですし、それ自体がデコレーションとして機能します。
そこにお気に入りのステッカーをケースに貼ることで、世界で唯一のカスタマイズが完成します。
2.マグネットでステッカーを貼る
マグネットシートを使用してステッカーを貼る方法は、パソコンに直接貼らずに済むので便利です。
マグネットシートは、貼っても剥がしても跡が残りにくく、100円ショップやホームセンターで手に入ります。
好みのデザインをマグネットシートの上に貼り付けると、ユニークなステッカーが完成します。
これをパソコンに装飾として利用するのも楽しいですが、マグネットは金属面にしかくっつかないため、その点は注意が必要です。
また、マグネットが磁力を持つため、ハードディスクやCPUなどの重要部品からは離して使用し、内部を傷めないよう注意が必要です。
3.クリップを活用する
クリップを利用してパソコンのディスプレイの外側にステッカーを挟み込む方法です。
これは、特にメモを固定するなど実用的な用途に適しています。
ただし、ディスプレイを閉じる動作が多いノートパソコンでは使いづらいかもしれませんが、デスクトップパソコンには適しています。
4.マスキングテープでデコレーション
パソコンをデコレーションする際に、マスキングテープを使用する方法もあります。
様々な色やデザインがあり、それらを組み合わせて独自のパターンを作成することが可能です。
ホームセンターなどで入手可能なこのテープは、創造力を発揮してユニークなノートパソコンを作り出すのに適しています。
ただし、こうしたデコレーションは少し手先の器用さが求められるかもしれません。
5.自動車用ラッピングフィルムの使用
さらに独創的な方法として、自動車用のラッピングフィルムをパソコンのデコレーションに応用する方法があります。
この技法は海外でスティーブンス氏によって広まり、優れた耐久性と美しい仕上がりが特徴です。
ラッピングフィルムは気泡が入りにくく、仕上がりが非常に綺麗です。
また、フィルムはステッカーと一緒に簡単に剥がすことができ、剥がした後も装飾として使用することができます。
パソコンにステッカーを直接貼らない理由
パソコンにステッカーを直接貼るのではなく、他の方法でデコレーションを楽しむことをお勧めするのは次の3つの理由があるからです。
1.再販価値が下がる可能性がある
新しいモデルにアップグレードするために古いノートパソコンを下取りや売却する際、ステッカーが貼られていると価値が下がることがあります。
ステッカーの跡が残っていると、見た目が悪くなり、買取価格にも影響します。
2.ステッカーを剥がす際の問題
ステッカーを直接貼ると、剥がす時に困難が伴います。
ステッカーを剥がした後に粘着残りが生じることが多く、場合によっては表面が損傷することもあります。
ステッカーが完全に剥がれるタイプでも、完璧にキレイに剥がせない可能性があります。
3.個人情報の漏洩リスク
学校や職場のロゴ、個人的なサークルのステッカーなどをパソコンに貼ると、それが外部に見られることで個人情報が漏れるリスクがあります。
特に公共の場でパソコンを使う場合、個人情報を含むステッカーは避けた方が無難です。
ノートパソコンのステッカー跡をキレイにする方法
ノートPCに直接ステッカーを貼った後、剥がして残ったベタベタをどうにかしたいと思った経験はありませんか?
ここでは、ステッカーの粘着残りを取り除く方法を紹介します。
なお、作業を始める前は、パソコンの電源を切りプラグを抜いてから行いましょう。
1.拭き取る方法
お湯を含ませたマイクロファイバークロスやスポンジをよく絞り、ベタつき部分を円を描くようにしてこすります。
力を入れて数分間続ければ、だんだんと粘着が取れてきます。
ただし、水分がPC内部に入らないよう注意が必要です。
2.洗剤を使う方法
お湯だけでは取れない場合、マイクロファイバークロスに洗剤を一滴垂らし、指で泡立ててからベタつき部分をこすります。
粘着が取れたら、クロスの洗剤が付いていない部分で表面を拭き清めます。
3.アルコールで拭き取る
水や洗剤で取れない場合、90%以上の消毒用アルコールをマイクロファイバークロスに少し湿らせて、粘着剤を拭き取ります。
この時、アルコールは直接PCに吹きかけないようにし、円を描くようにこすり取りましょう。
4.粘着テープを使う
アルコールでも取れないベタベタが残る場合、粘着テープを利用します。
ダクトテープなどの粘着テープを粘着面に貼り付け、テープを剥がすときに粘着剤を一緒に引き剥がします。
5.ドライヤーを使う
上記の方法で解決しない場合、ドライヤーを使って粘着剤を温め、柔らかくしてから取り除く方法です。
ドライヤーの熱を30秒ほど粘着部分に当て、粘着剤が柔らかくなったら拭き取ります。
ただし、この方法はパソコンにダメージを与える可能性があるため、最後の手段として考えてください。
まとめ
パソコンにステッカーを楽しくデコレーションするのは個人の自由ですが、剥がした後に残る痕跡を避けるために、剥がしやすいステッカーを選ぶか、直接貼らない方法を検討するのがおすすめです。