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クオッカが世界一幸せな動物と呼ばれるのはなぜ?人懐っこくて甘えん坊ちゃんな理由!

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オーストラリアはコアラやカンガルー、ウォンバットなどユニークな野生動物が多く生息していることで知られています。

この国では野生動物の保護にも力を入れており、訪れる人々は様々な動物に出会えます。

特に、人懐っこい笑顔が魅力のクオッカは、多くの観光客を引き寄せる人気者です。

そこで、ここでは、世界一幸せな動物と称されるクオッカについて詳しく紹介します。

世界一幸せな動物、クオッカとは?

クオッカはオーストラリア南西部原産の小型有袋類で、正式にはクオッカ・ワラビーと呼ばれます。

カンガルーやコアラと同じく有袋類に分類され、主に西オーストラリアのロットネスト島に生息しています。

その愛らしい笑顔から「世界一幸せな動物」として親しまれ、多くの観光客が彼らと写真を撮ることを楽しみにしています。

クオッカの体格とその特徴

クオッカは全長が約40~50センチメートル、体重は3~4キログラムで、家庭で飼われる猫と同じくらいの大きさです。

分類的にはカンガルーやワラビーと同じものの、顔つきはカンガルーのように細長くはなく、むしろふっくらとしています。

丸い耳と大きな瞳、モフモフの体が特徴で、全体的に丸みを帯びた愛らしい形をしています。

なお、希少な動物である野生のクオッカに触れたり、食べ物を与えたりすることは禁じられています。

クオッカの食習慣

クオッカは草食性で、特にニアウリの木の葉を好んで食べます。

ロットネスト島の多様な植物から葉を食べることが可能で、食べ物が少なくなる季節に備えて体のしっぽの部分に脂肪を蓄積します。

通常、クオッカは葉から必要な水分を取り入れますが、時折水溜りから水を飲むこともあります。

クオッカの生態

クオッカもカンガルーやワラビーなどと同じく、子どもは母親の袋の中で成長します。

そして、一夫多妻制を採っており、育児は母親のみが担います。

クオッカの子どもは約1年で成体に達し、その寿命は大体10年程度とされています。

クオッカは夜行性

クオッカは夜間に活動が盛んな夜行性の動物です。

眠っているときも、無防備な状態で寝転がることは少なく、しばしば後ろ足の間に尾を巻き込んで、猫背の姿勢で立ったまま眠ります。

クオッカは1日に15~20時間程度を睡眠に費やし、日中は特に木陰で過ごし、暑い時間帯にはほとんど動かずに過ごすことが多いです。

また、カンガルーのように強力な後ろ足を使って跳ねることが得意で、短距離では時速約20キロメートルで移動することができます。

人懐っこい性格のクオッカは、時には跳ねて人間に抱きつくような挨拶をすることもあり、その行動は多くの人々に驚きと喜びを与えます。

クオッカ、親しみやすさが魅力

クオッカは天敵の少ない環境で育ったため、極めて警戒心が薄く、積極的に人間に接近します。

葉っぱなどの食べ物を与えると喜んで食べることから、彼らは「世界一幸せな動物」としてだけでなく、「人を幸せにする動物」としても知られています。

また、好奇心旺盛でカメラやスマートフォンが向けられると自ら近づいてくるため、「自撮りの天才」とも呼ばれます。

そのため、クオッカとのツーショット写真や、クオッカがポーズを取る可愛らしい写真が容易に撮影できます。

クオッカ、ピカチュウのモデル説

クオッカは、人気アニメ「ポケットモンスター」のピカチュウのモデルであるとも言われています。

ピカチュウの特徴である笑顔のような口元や、ずんぐりとした体形、二足歩行する姿はクオッカに類似しているからかもしれません。

野生のクオッカとの遭遇方法

野生のクオッカを見たいときは、オーストラリアのパースから西に約20km離れたロットネスト島に行くことです。

この島の名前は、かつてオランダの探検家が島を訪れた際に、クオッカを大きなネズミと誤認し、「ロット」(ネズミ)と「ネスト」(巣)を組み合わせて名付けられました。

ロットネスト島は、多くのクオッカが自然環境の中で生息しており、クオッカを目当てに訪れる観光客も多いです。

さらに、島には白い砂浜、ピンクの湖、沈没船などの観光スポットも豊富にあります。

島は厳重な自然保護区として管理されており、一般車両の乗り入れが禁止されています。

代わりに、島内を巡るバスやレンタル自転車が利用できます。

入島料について

ロットネスト島の環境保護のため、全ての訪問者には入島料が必要です。

この料金はフェリーの運賃に含まれており、別途支払う必要はありません。

料金は以下の通りです。

  • 大人日帰り: 20ドル
  • 子供日帰り: 7ドル
  • 4人家族での日帰り: 49ドル

これらの入場料により、島の環境保全への取り組みがなされています。

パースからロットネスト島へのアクセス

パースからロットネスト島へはフェリーや小型飛行機でアクセス可能です。

フェリーで行く場合

ロットネスト島へのアクセスにはフェリーが一般的で、パース市内の複数の港から出航しています。

ロットネスト・エクスプレスを利用すれば、約25分で到着します。

飛行機で行く場合

島には小型飛行機用の空港があり、パースからは約15分で飛び立てます。

空から島の景色を楽しむには飛行機がおすすめです。

ロットネスト島でクオッカを見つける方法

ロットネスト島を訪れたら、島を一周できるレンタル自転車や有料のツアーバス、乗り降り自由のバスを利用すると良いでしょう。

島内には20カ所のバス停があり、バスを利用すると、降りるたびに野生のクオッカと遭遇するチャンスが広がります。

また、メイン通りや公園など、島内の様々な場所で愛らしいクオッカを目にすることができます。

日本でクオッカを見れるのは?

日本では埼玉県こども動物自然公園だけです。

まとめ

クオッカはその人懐っこさと警戒心の薄さで知られ、そのぬいぐるみのような姿から多くの観光客に愛されています。

世界一幸せな動物と称されるクオッカは、見る人を幸せな気持ちにさせる魅力があります。

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