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【庭に竹は植えないほうが良い理由】繁殖力の抑え方、鉢植えで上手に育てるには

草花
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竹は、見た目がミヤビで、鮮やかな緑や美しい造形で独特の魅力があります。

特に日本庭園において、竹は欠かすことのできない植物です。

ですが、自宅の庭には竹を植えてはいけないとよく言われます。

それは、竹の繁殖力があまりにも強すぎて、個人では管理しきれない状態になることが多いからです。

そこで、ここでは竹を庭に植えてはいけないと言われる理由と繁殖力をセーブする方法、さらに鉢植えで竹を上手に育てる方法について詳しく説明します。

また、竹の花言葉や風水も紹介しますので、これから竹を植えようと考えている方は参考にしてください。

庭に竹を植えてはいけない3つの理由

竹を庭に植えると魅力的と感じるかもしれませんが、竹には庭に植えるべきでない理由があります。

1.強い繁殖力

竹を庭に植えてはいけない理由の一つは、その強い繁殖力にあります。

竹は地下の茎が広がりやすく、庭中に急速に拡散してしまうことがあります。

これにより、他の植物の生育スペースを奪ってしまうことも。

竹を植える場合は、これらの繁殖特性を理解し、管理方法をしっかり考えなければなりません。

2.駆除が困難

竹を一度庭に植えると、その駆除が非常に困難になることも大きな問題です。

地下茎が広範囲に伸びるため、一度庭に定着すると、完全に取り除くのがほぼ不可能になります。

竹の地上部を切り取っても、地中の茎が残っている限り再び生えてくる可能性があります。

そのため、竹を植える前には、後の管理や駆除の難しさを十分に理解しておくことが重要です。

3.タケノコが意外な場所で発生

上記のとおり竹の根はとても強く、一度広がると思わぬ場所からタケノコが出てくることがあります。

タケノコはアスファルトやコンクリートを突き破るほど強力です。

たとえば、竹藪の近くで道路を突き破るタケノコが見られることもあります。

このように、竹を植える際はその強い生命力と広がりやすさを考慮し、適切な場所選びと慎重な管理が必要です。

庭に竹を植える際の3つの注意点

庭に竹を植えるときは、慎重な準備と注意が不可欠です。

竹が持つ強い繁殖力は、庭の生態系に大きな影響を及ぼす可能性があるため、適切な管理策を施すことが重要です。

以下では、竹を庭に植える際の具体的な注意点を紹介します。

1.繁殖力の管理

竹を植える際は、その繁殖を効果的に管理するための方法を計画する必要があります。

例えば、竹の根が広がるのを防ぐために、地中に根止め用のバリアを設置することが効果的です。

このバリアは、深さ50cm、地表から25cmの高さで設置すると良いでしょう。

竹の根は非常に強く、建物の基礎まで侵入することがありますので、適切な隔離策は必須です。

2.根の拡張

たとえば、孟宗竹を家の周辺に植えるとき、地植えする際には基礎から少なくとも30cmは離して植えることをお勧めします。

竹の根は非常に旺盛に広がり、一年で1m四方にも及ぶことがあります。

また、竹が根を広げた結果、建物の基礎を破損する事態を避けるためにも、コンクリートなどで固めた根止めが有効です。

3.剪定による竹の管理

竹の成長を抑えるためには、定期的な剪定が効果的です。

剪定により竹の茂りを適度に保つことで、庭を整然と保ちながら竹の自然な美しさを楽しむことができます。

これらの対策を施すことで、竹の魅力を庭で存分に楽しみつつ、問題を最小限に抑えることが可能です。

また、竹は地植えでなくとも大型のプランターや鉢植えでも、数を増やしたり並べたりすれば、その独特の存在感を充分楽しむことができます。

鉢植えで竹を上手に育てる方法


竹は急速に成長し、筍からわずか数ヶ月で成竹になり、約10年で寿命を迎えます。

鉢植えで竹を育てる際は、これらの特性をよく理解し、適切な計画と管理が必要です。

適切な土壌、水やり、そして日光の管理を行うことで、竹は健康的に成長し、美しい姿を保つことができます。

1.鉢選びと土の条件

鉢植えで竹を育てる場合、根の成長を考慮して十分な大きさと深さのある鉢を選びます。

一般的に、竹の苗よりも2~3回り大きな鉢が適しています。

竹の根は地下茎が活発に伸びるため、鉢が根でいっぱいになり、時には鉢が割れることもあります。

そのため、竹の成長を定期的に確認し、必要に応じて年に一度、より大きな鉢に植え替えてください。

土の選び方では、水はけの良い土を用意することが重要です。

赤玉土(小粒)を8割、腐葉土を2割とし、更に川砂を約20%加えると良いでしょう。

2.日当たりと水やりの管理

竹は強い直射日光を避けるため、日がよく当たる場所や半日陰での育成が理想的です。

特に根が定着するまでは、土が乾燥しないように注意しながらたっぷりと水を与えます。

根がしっかりと付いた後は、土の表面が乾いたことを確認してから水をたっぷりと与えてください。

なお、植え付け時に土に腐葉土や堆肥を混ぜておけば、追加の肥料は不要です。

3.剪定で健康的に保つ

竹は成長が速いため、定期的な剪定が必要です。

古くなった枝や不要な枝を取り除くことで、竹が健康的に成長し、見た目も美しく保つことができます。

竹は剪定後、新しい枝が出にくいので、古い枝や太い枝を中心に剪定しましょう。

これらのポイントを守りながら鉢植えで竹を育てると、竹の美しさを長く楽しむことができます。

適切な管理で、竹を健康的に育ててみましょう。

竹の花言葉とは?

竹には「節度がある」と「節操」の花言葉が付けられています。

これらは、竹が持つ直立と堅実な成長形態からインスピレーションを受けているもので、長い間、人々に親しまれている自然の象徴です。

これらの花言葉は、竹の持つ品格や強さを表しており、恐ろしい意味合いは含まれていませんので、どんな場面でも安心して用いることができます。

竹と風水

風水の世界では、竹は特に仕事運や健康運を向上させる効果があるとされています。

その理由は、竹が天に向かって真っすぐに伸びる様子が、成長や向上心を象徴しているためです。

特に「ミリオンバンブー」と呼ばれる竹の種類は、金運を高めるとも言われています。

風水においては、竹を書斎やオフィスのような仕事をする環境に配置することで、良いエネルギーを引き寄せると考えられています。

適切な場所に竹を設置することで、より充実した未来へのサポートが期待できるでしょう。

まとめ

ここでは、庭に竹を植える際のリスクや注意点、鉢植えでの適切な育て方を詳しく解説しました。

竹はその強い繁殖力や駆除の難しさから、庭に植える際には慎重な対策が必要ですが、適切に管理すれば美しい緑を庭に加えることができます。

竹の植栽を検討中の方は、今回紹介したポイントを参考にして、上手に取り入れてみてください。

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