ケンタッキーフライドチキンを家で楽しむ時って、お誕生日やクリスマスなどが多いですよね。
なので、ついつい買いすぎてしまって、全部食べきれないことも多々あります。
そんな時、どうやってチキンを保存すればいいのか、そしてどのくらい持つのか知りたいところです。
まず、ケンタッキーフライドチキンの保存期間ですが、「美味しく食べられる期間」と「安全に食べられる期間」を区別する必要があります。
お店では、「当日中に食べてください」となっていますが、これは主に常温での話です。
実際には、冷蔵や冷凍で保存することで、もっと長く保つことができます。
特に冷凍する場合は、しっかりと包装すれば、1ヶ月くらいは大丈夫。
ただし、ケンタッキーフライドチキンの美味しさは、そのジューシーさにあります。
なので、全部食べきれない場合は、上手な保存方法と温め方を覚えておけば、次にケンタッキーを大量に購入した時も、残ったチキンを無駄なく美味しく食べきることができます。
ぜひ試してみてください。
ケンタッキーの保存方法による賞味期限の違い
ネットには、フライドチキンを翌日でも美味しく食べる方法がたくさん紹介されています。
ですが、一番重要なのは、ケンタッキーを買ってきたあとの保存方法。
これにより、美味しさがどれだけ持つかは大きく変わります。
ここで、具体的な保存期間をまとめた表をご紹介します。
保存方法 | 持続期間 |
---|---|
常温 | 当日中 |
冷蔵 | 2~3日 |
冷凍 | 約1ヶ月(MAX3ヶ月) |
常温保存は購入したその日のうちに食べるのが一般的です。
冷蔵保存の場合、2~3日は美味しく食べられます。
一方、冷凍保存は一番長持ちしますが、1ヶ月以上になると味が落ちることもあるため、長期保存には向きません。
また、クリスマス時期限定の季節商品『スモークチキン』のように、特定の方法で調理された食品は他のものよりも長持ちします。
フライドチキンを持ち帰る際のコツ
フライドチキンをお店から家まで持ち帰る時、その美味しさを保つためにはちょっとした工夫が必要です。
チキンが入っている紙の箱は蒸気を閉じ込めがちなので、衣が湿ってしまうことがあります。
これを防ぐために、家に帰るまでの間に箱の蓋を少し開けておくと良いでしょう。
この簡単な方法で、チキンから出る湿気を逃がし、衣をカリッとした状態に保つことができます。
この小さな工夫で、家でもお店で食べるような美味しいフライドチキンを楽しむことが可能です。
ケンタッキーフライドチキンの保存方法
ケンタッキーフライドチキンをおいしく長持ちさせるためには、適切な保存方法を選ぶことが大切です。
保存方法の優先順位は、次のとおりです。
- 冷蔵庫
- 冷凍庫
- 常温(できれば避けて食べきる)
購入後すぐに食べない場合、冷蔵保存が最適です。
数日以内に食べる予定の場合は冷蔵がおすすめですが、味の変化を少し受け入れても良い場合は冷凍を考えましょう。
常温での3日以上の保存は避けたほうが良いです。
冷蔵庫での保存のポイント
購入後3日以内に食べる予定があるなら、以下の手順で冷蔵保存をします。
- チキンが冷めたら、一つずつラップでしっかり包む。
- それをフリーザーバッグ(ジップロックなど)に入れる。
- バッグの空気を抜いてから、冷蔵庫に入れる。
保存する際のコツは以下の二つです。
- チキンは冷めてから冷蔵庫に入れること。
- フリーザーバッグの空気をしっかりと抜くこと。
購入直後のチキンは温かい状態で、湯気が出ています。
この状態で包むと、水分が衣についてしまい、味や食感が落ちてしまいます。
フリーザーバッグの空気を抜くことで酸素との接触を減らし、酸化を防ぐことができます。
この方法で保存すれば、ケンタッキーフライドチキンを新鮮な状態で長く楽しむことができます。
長期保存は冷凍庫へ
ケンタッキーを3日以上保存したい場合は、冷凍が最良の選択です。
正しく冷凍すれば、最長で半年くらいは保存可能ですが、半年にもなるとスパイスの風味が失われ、ただの薄味の唐揚げのようになってしまうことがあります。
なので、ケンタッキーの理想的な冷凍期間は1ヶ月から3ヶ月といえるでしょう。
ケンタッキーフライドチキン冷凍保存の手順
- チキンが完全に冷めてから1つずつラップでしっかりと包みます。
- 包んだチキンをフリーザーバッグ(ジップロック等)に入れます。
- バッグから空気を抜いて冷凍庫に入れます。
この方法は冷蔵と似ていますが、冷凍はより長期保存を目的とするため、チキンが冷えた後に空気をしっかりと抜くことが特に重要です。
冷凍庫の空気に触れると、冷凍焼けや他の食品の臭いが移るリスクがあるため、細心の注意を払う必要があります。
また、クッキングシートが手元にある場合は、ラップの代わりにそれを使うと良いです。
クッキングシートは余分な油を吸収し、酸化を防ぐ効果があります。
さらに、フリーザーバッグに入れたチキンをアルミトレイに並べて冷凍することで、より早く均等に冷凍できます。
常温保存は避けるべき理由
常温でケンタッキーを保存すると、チキンの油が急速に酸化し始めます。
販売されるチキンは通常箱入りで、空気に触れやすく、光や熱の影響を受けやすいため、油の酸化が進みやすい環境にあります。
もしやむを得ず数時間常温で保存する場合は、チキンを1つずつラップで包むか、フリーザーバッグに入れておくと良いでしょう。
そして、家の中で日が当たらず、涼しい場所に置くことが大切です。
これにより、酸化をできるだけ遅らせることができます。
ケンタッキーフライドチキンを美味しく温め直す方法
ケンタッキーのフライドチキンをおいしく温め直すにはいくつか方法があります。
箱にも書かれている通り、オーブンや電子レンジを使うのが一般的ですが、どうやると最も美味しくなるかをご紹介します。
1.オーブンを使う場合
チキンをアルミホイルで包んで、180度~200度のオーブンで5分から8分加熱します。
2.電子レンジを使う場合
ラップなしで、500Wで30秒から1分、1000Wで20秒から40秒加熱します。
ただし、この方法だとチキンの衣が柔らかくなってしまい、サクサク感は失われがちです。
3.電子レンジとトースターを併用する方法
電子レンジだけで温めると衣がべちゃっとしてしまうため、トースターを併用するのがおすすめです。
- チキンをお皿にのせて、電子レンジで1ピースにつき20秒ほど加熱します。
- トースターのトレイにアルミホイルを敷いて、チキンを並べます。
- トースターで約3分間加熱すると、外はカリッとして中はジューシーな状態に戻ります。
電子レンジでチキンを内部から温め、トースターで外側をカリッとさせることで、ほぼ揚げたての味わいを再現できます。
加熱時間はトースターの種類によって異なるので、調整が必要です。
4.冷凍していたチキンの温め方
冷凍したフライドチキンは、再揚げするのが最も効果的です。
- 鍋にサラダ油を入れて160℃に熱します。
- 凍ったままのチキンを入れて5分程度揚げます。
- 油を切って完成です。
この方法でニオイ移りも消え、外はカリッと中はジューシーに仕上がります。
再揚げが面倒な場合は、冷蔵庫で自然解凍後、電子レンジとトースターを使って温めるのも良いでしょう。
ケンタッキーフライドチキンは腐りにくい
ケンタッキーフライドチキンが腐りにくいのは、特殊な調理法「乾熱滅菌」のおかげです。
この方法では、チキンを185℃で15分間高温加熱し、食中毒を引き起こす微生物を死滅させます。
そのため、調理直後のチキンには微生物がほとんど残っていません。
ただし、チキンはもともと水分と脂肪が豊富なため、時間が経つと自然に劣化してしまいます。
特に夏場に常温で長時間放置すると、腐敗する可能性が高まります。
腐敗の兆候は次のように現れます。
- 古い油のような匂いがする
- 蒸れたような不快な匂いがする
- 色が黒ずむ
- カビが生える
- 粘り気が出る、または糸を引く
- 食べた時に酸味が感じられる
これらの症状が現れたら、チキンは腐っている可能性が高いので食べるのは避けましょう。
特に油が酸化すると、不快な匂いがすることが多いです。
見た目に変化がなくても、味や匂いがおかしい場合は食べない方が安全です。
油の酸化とは?
油が酸化するとは、油が空気中の酸素と反応して化学的に変化することを言います。
酸化が進むと、油の風味が低下し、匂いや色が変わります。
これが進むと、食中毒のリスクが増えたり、健康に悪影響を及ぼすこともあります。
油の酸化を防ぐためには、空気や光、熱から保護することが重要です。
そのため、ケンタッキーフライドチキンを保存する際にも、これらの要素から守るように注意が必要です。
ケンタッキーフライドチキンの人気部位ランキング
ケンタッキーフライドチキン(KFC)のオリジナルチキンには、国内産のハーブ鶏が使用されており、キール(胸肉)、ウイング(手羽先)、リブ(あばら肉)、サイ(もも肉)、ドラム(脚肉)の5つの部位があります。
それぞれに独自の特徴があり、人気も異なります。
人気第1位:サイ(もも肉)
もも肉はジューシーで食べごたえがあり、多くの人に愛されています。
肉は脂肪分がちょうどよく含まれており、大腿骨を中心にして美味しく食べるコツがあります。
それは、骨を軽くひねって抜いた後、肉を裏返して骨に沿って剥がすと、ほとんど無駄なく食べることです。
サイは骨が少ないので手軽に楽しめるのも魅力の一つです。
人気第2位:リブ(あばら肉)
リブは、あばら骨周りの肉で、小骨が多いのが特徴です。
肉はうま味が強く脂肪が少なめで、肉好きにはたまらない深い味わいがあります。
あばら骨の周囲の肉を丁寧にほぐしながら食べると、味を余すことなく楽しむことができます。
人気第3位:キール(胸肉)
胸肉は脂肪が少なく、さっぱりとしていて柔らかいのが特徴です。
特に女性に人気があり、その食べやすさから多くのファンを持っています。
胸肉はほとんどが肉で、軟骨や小骨が少ないため、非常に扱いやすく、軽い食感が好まれます。
これらの部位はケンタッキーのオリジナルチキンを構成する重要な要素であり、それぞれが独自の味わいと食感を提供しています。
それぞれの部位を楽しむことで、ケンタッキーフライドチキンの多様な魅力をより深く感じることができます。
ケンタッキーフライドチキンのビスケットの保存方法
ひ メ 3
— ケンタッキーフライドチキン🍗 (@KFC_jp) May 20, 2020
と | 時
休 プ で
み。ル す。
見
つ
め
て #ケンタッキー#ビスケット pic.twitter.com/mHKPtUDe9e
ケンタッキーでチキンを買うとよくついてくるビスケットは、日本ではあまり馴染みが薄く、パンとお菓子の中間のような食べ物です。
このビスケットも、食べきれない時には冷凍保存が可能です。
ビスケットの冷凍方法
ビスケットが余ったら、以下の手順で保存しましょう。
- 一つずつビスケットをラップでしっかりと包む。
- 包んだビスケットをフリーザーバッグ(ジップロック等)に入れる。
- バッグの中の空気を抜いてから、冷凍庫へ入れる。
ビスケットは油分が少ないので、味の変化が少なく、食パンを冷凍するのと同じように簡単に保存できます。
冷凍ビスケットの解凍と温め方
冷凍したビスケットを食べる際の方法は次の通りです。
- 食べる前日にビスケットを冷凍庫から冷蔵庫に移して自然解凍させる。
- 解凍したビスケットに軽く水を含ませる(水にくぐらせる)。
- 湿らせたビスケットをお皿に置いて、電子レンジで20秒加熱する。
- その後、トースターで3分程度焼く。
ビスケットを湿らせることで、冷凍による乾燥を補い、もとのふんわりとした柔らかさを取り戻すことができます。
トースターで軽く焼くことで、表面をカリッとさせずに内部を温めます。
まとめ
ケンタッキーのチキンとビスケットの保存について、以下のポイントを押さえておきましょう。
- チキンは常温では当日中に、冷蔵では最大で3日間保存可能。
- 冷凍する場合は1ヶ月から3ヶ月が目安。
- 保存する際は、ラップとフリーザーバッグを使って空気を抜くことが重要。
- 腐敗の兆候には古い油の匂いや粘り気、カビなどがあります。
- チキンを温め直す際は、電子レンジとトースターを併用すると良いです。
たくさん買ったケンタッキーを美味しく保存し、楽しむために、これらの方法を活用してください。